よいよバケツ稲作り最後の活動。12月11日、自分たちで育ててきたバケツ稲のわらを使ってお正月飾りを作りました。
はじめにわらを束ねて、輪を作りました。
次は、飾り付け。思い思いの飾りをつけていきました。
こちらは完成した物。世界に一つだけのお正月飾りができ上がり、皆、大満足の様子でした。そして、お米作りが日本の伝統行事とも深くつながっていることもよくわかったようです。バケツ稲作りの活動を通して、さまざまなことを学ぶことができました。
半年かけて大切に育ててきたお米。約400グラムのお米を収穫することができました。
そして、いよいよ食べる時がやってきました。
これは、瓶と棒を使った精米の方法。
五年教室前には数週間前から瓶が並んでいます。昔ながらの精米方法を試していたのです。時間があるとき、その前を通りかかったとき、5年生はツンツンツン。少しずつ少しずつですが、精米をしてきました。
「機械って速くてすごいなー。」「手だと時間がかかるよね。」と、精米機の勢いにくぎ付けでした。
精米も無事に終わり、いよいよ炊飯です。今日は、炊飯時のお米の様子がよくわかるようにビーカーを使って炊飯に挑戦しました。(理科の実験用のビーカーではありません。)
「水の量は?」「お米の重さの1.5倍の!」前回、学習したことを思い出し、炊飯開始です。
お米を洗い、水に浸して30分後。「お米が膨らんでます。」と、お米の変化に気がつきました。しっかり水分を吸った証拠です。
沸騰するまでは、中火くらい。「ブクブクしてきました。」「お米が踊っています。」など、お米の様子をじっくり観察していました。
そして、大きな泡がブクブクブク。水分がなくなるまで今度は、弱火で様子を見ていきます。すると、「蓋が取れそうです。」「お米が大きくなってきました。」「元の2倍以上に増えました。」など、皆、変化に気き、大盛り上がり。
炊きはじめて約25分、水分がなくなりました。最後に10分蒸らして出来上がりです。
「おいしー。」「大満足です!」
こちらは、おこげの争奪戦。
自分たちで土作りから始めたお米作り体験。今日で完結です。半年間、毎日、毎日、屋上のバケツ稲を観察して、水の温度を確かめたり、虫取りをしたりと、ミニ農家さんを体験してきました。今日の食べたお米の味は格別だったはずです。この体験を通して、多くのことを学ぶことができたと思います。