中学校テーマ 箱根を知る

中学1年生 〈箱根の自然〉

春は「植物」をテーマに、仙石原湿原・ススキ野原周辺に生息する植物観察を行い、箱根湿生花園を見学します。秋は「火山」をテーマに、事前学習として、生命の星・地球博物館主任研究員の先生のご指導の下、本校の実験室にて火砕流の再現や火山を造る実験を行います。
総合体験学習の日には先生の説明を聞きながら、小田原市にある石垣山一夜城歴史公園まで歩き、地形、地質、石材、歴史について学びます。目に見えないところで火山が私達の生活に役立っているということを知ることができます。

中学2年生 〈箱根の歴史〉

旧東海道の石畳を、自分で作った「わらじ」を履いて歩き、関所見学を行うことで、箱根の歴史に向き合います。わらじに利用するワラは、LHRや放課後の時間などにキネで打って柔らかくします。力のいる作業で、なかなか柔らかくならず、大変です。箱根町郷土資料館の方から事前の講習を受け、総合体験学習の前日は、朝から一日かけてわらじを作り上げます。

中学3年生 〈箱根の産業(観光事業)〉

ポーラ美術館の学芸員の方から事前学習として、その時に行われている企画展についてご説明いただきます。総合体験学習当日は、実際にポーラ美術館に赴き、自然の中に優しくたたずむ建物の特徴などの説明を聞いた後、展示作品を鑑賞します。その後、企画展のテーマに基づいて各自が絵を描いて、皆の前でスクリーンに映し出しながら発表し、1人ずつ学芸員の方から講評をいただきます。

作法

本校卒業生の講師をお招きし、茶道を学びます。茶道の歴史、茶道具の扱い方、茶会でのお点前など、中学3年間にわたり、基礎から深めていきます。


高等学校テーマ 進路探求

高等学校1年生 〈各自の進路を探る〉

高校卒業後の進路探求の第1歩として、学校で実施される大学合同説明会や進路講演会を通し、自分の興味のある進路を探求し、夏休み中に興味のある大学や専門学校のオープンキャンパスに積極的に参加することで、各自の目標を定めていきます。
高校1年生全員で姉妹校である白百合女子大学を訪問し、大学の教授の講義に参加したり、学生食堂で昼食を頂くなどの体験が出来ます。本校の卒業生が案内役となり、1日をかけて大学の各施設を見学します。

高等学校2年生 〈キャリア教育〉

高校や大学を卒業した後の社会人としての自分を育てていくためのカリキュラムとして、大学や企業から講師をお招きしての講演会や、職業体験・ディベート実践を行ないます。
地域の様々な企業(ホテル・美術館・博物館・病院・保育所・老人ホーム・強羅駅など)の中から、各自の興味や進路に即した職業を選び、2~3名で2~3日間の職場体験を行います。その後、お世話になった職場の方をお迎えして、職業体験報告会を行います。

高等学校3年生 〈進路を決定する〉

卒業を控えた高校3年生のための特別カリキュラムは、卒業後により良い社会生活を送るための各種の講演会・体験学習が用意されています。進路決定後、各自の進路に即したテーマで「卒業論文」を作成し、 発表し合います。